オスカー3回受賞したジャック・ニコルソンも演技を学んだ「アクターズ・スタジオ」。こちちは俳優養成所にあたるものですが、無名塾や俳優座そして文学座の養成所に入るのがかなり難しい狭き門であるのと同じように、こちらの「アクターズ・スタジオ」への入学もかなりハードルが高い狭き門のようです。

出身者たちが学んだ演技法

なんでもアクターズ・スタジオでは、演技を学ぶにあたって独自のメソッド演技法があるようです。それはリアリズムを重視した演劇表現であったり群像劇です。リアリズムの芸術表現を追及したメゾットで学ぶ「アクターズ・スタジオ」で、演技を学んだ教え子達がスクリーンに進出していきます。そして今までの映画界であたりまえだった既成概念にはあてはまらない、とても自由で刺激的な演技が若い世代に大いに受入れられて「アクターズ・スタジオ」出身の俳優が大いに注目を集めるようになりました。

「アクターズ・スタジオ」でのメソッドがすごいらしい。という話を聞いた、当時映画界の大スターだマリリン・モンローも、演技を学ぶためにアクターズ・スタジオを門を叩きマリリン・モンローの演技が飛躍したことでも知られているスタジオです。

アクターズ・スタジオ出身者と私的感想 ~ あ行の男優

  • アル・パチーノ・・・現在「アクターズ・スタジオ」の学長も務めています。「ゴッド・ファーザー」シリーズで演じたマイケル・コルレオーネは、多くの俳優に俳優を目指すキッカケを与えたことでもしられています。アカデミー賞にはなかなか縁があんく、4年連続でノミネートされるも獲得できずということが続きました。1992年(平成4年)「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」で盲目の退役軍人を演じて、悲願そして念願だったアカデミー賞主演男優賞を獲得しました。
  • アンソニー・ホプキンス・・・「羊たちの沈黙」でレクター博士を演じてアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。演技のアプローチはデ・ニーロと正反対で、デ・ニローの演技へのアプローチを批判したことでも知られています。
  • ウォルター・マッソー・・・生まれが1920年(大正9年)ということもあって、残念ながら全く知りません。1966年(昭和41年)「恋人よ帰れ!わが胸に」でアカデミー賞助演男優賞を獲得しています。コメディ映画とか刑事物の作品が多くあります。

アクターズ・スタジオ出身者と私的感想 ~ あ行の女優

  • アン・バンクロフト・・・1958年にヘンリー・フォンダの舞台に出演して、トニー賞助演女優賞を獲得して翌年には「奇跡の人」でサリバン役を演じて2度目のトニー賞受賞。そして「奇跡の人」が映画となりそこで1962年(昭和37年)アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。
  • アンジェリーナ・ジョリー・・・14歳の時にやめていますが、在学中のときにいくつかの舞台作品に出演しています。16歳のときに再び演技の勉強をやり直して、1995年(平成7年)に映画初主演を果たしました。1999年(平成11年)に「17歳のカルテ」でアカデミー賞助演女優賞を獲得しています。実力派女優としていろいろな作品に出演しながら、慈善事業に熱心に取り組んでいることでも高い評価を得ています。
  • エレン・バースティン・・・現在アル・パチーノたちと共同で学長を務めています。女優になる前はモデルでブローデウェイデビューのチャンスを掴んだことで、アクターズ・スタジオで学び始めました。代表作には「エクソシスト」で悪魔に取り憑かれた娘の母親役です。1974年(昭和49年)に「アリスの恋」でアカデミー主演女優賞を獲得しています。その他に3回ノミネートされています。

トゥモロートゥモロー