文学座の座員になるのも、まず文学座の研究生にならなくてはスタート地点に立ったことにはなりません。研究生で1年間本科で学び続いて研究科で2年間学びますが、これまた本科の中から選考で残らなくては進級できないというとっても厳しい世界です。そして研究科で2年学び選考に残ったら次は、準座員として2年間学ぶことになります。文学座といえばやはり杉村春子という日本を代表するカリスマ女優さんの存在が大きくありますが、リアルタイムで杉村春子というカリスマ女優の存在をしらない世代としてはどれだけカリスマですごいのか?!と言われてもピンときませんが、女優として3人目の文化功労者に選ばれているので、リアル時代の杉村春子を知っている人からすると「あの凄さを知らないの??」ってことになるでしょうね。

文学座の出身者

文学座の1期生には樹木希林、小川眞由美、橋爪功、寺田農といった方々の名前があります。そして3期生には黒柳徹子の名前もあります。そして松田優作に中村雅俊、吉田日出子に桃井かおり、田中裕子と他にもまだまだたくさんの方々がいらっしゃいますが、寺島しのぶもそうなんですね。そして「セカンドラブ」で一気に全国区に有名になった長谷川博己の文学座の41期生です。2011年末に退団した内野聖陽も文学座でした。

1937年(昭和12年)に結成から開始

文学座の結成は1937年(昭和12年)の結成です。発起人に名前が載っているのは、劇作家であり翻訳家でもあり演出家の岸田國士、俳人で小説家そして劇作家の久保田万太郎、小説家で演出家の岩田豊雄の三名が9月6日に結成しました。そして文学座の記念すべき第1回の公演は3本立てで「みごとな女」「我が家の平和」「クノック」です。そして文学座が1937年に結成して翌年には文学座の研究所が開所となりました。

そこから黒柳徹子も含めたいろいろな方々が、俳優としてのキャリアを築かれていらっしゃいますが珍しいところでいえば、アナウンサーの三雲さんの名前もあります。三雲さんの場合は大学3年生の時に文学座の研究生に合格していますが、TBSアナウンサー試験にも合格しているので女優の道ではなくアナウンサーの道を歩かれていらっしゃいますが、他にも元NHKアナウンサーの堀尾政明(「スタジオパークでこんにちは」で有名)も大学時代に文学の研究所で演技を学んだこともあるとか。このあたりは珍しいキャリアの持ち主ですね。

「春菜じゃねぇ〜よ!」とハリセンボンの近藤春菜にやってみせた角野卓造も、文学座の出身です。前田吟そしてタキさんと名前が出てきているので、せっかくなら「渡る世間は鬼ばかり」出演者で文学座出身者もいる!ということで、角野卓造も登場です。角野卓造は学習院大学なんですが、この学習院在学中にアングラ演劇に目覚めたとか。アングラ演劇こそ、私のもつ演劇集団つまり貧乏な役者で熱く延々と演技論を語るというイメージがあるんですが、角野卓造がまさかアングラ演劇に大学中に目覚めていたとは驚きです。

どんなアングラ演劇に目覚めたのか気になるところですが、角野卓造さんがはまったのは状況劇場の唐十郎とか。唐十郎ってまた名前だけは聞いたことはあるなぁ~~という感じですが、唐十郎にはまった角野卓造は状況劇場に入団したのではなく、文学座の研究所に入所したんですね。そして角野卓造さんは今でも文学座の座員であります。

他に役者のイメージより、なにかのコメンテーターとして登場する姿しか見ていないんですが、渡辺徹も文学座なんですね~なんでも文学座の研究所に合格して間もなく、いきなり「太陽にほえろ!」の新人刑事役に抜擢されたとかで、1985年には文学座座員になっているのでトントントンの役者人生ですね。今では司会業のほうやコメンテーターとしての仕事のほうが忙しい感じですが、文学座の後進の指導にあたっているとか。渡辺徹の役者の活躍ももっと見たい気もしてきます。それだけトントン拍子にオーディションで勝ち抜いているからには、キラキラキラーーーとすごい光るものがあればこそのはずなので、司会だけをしているのは、とってももったいないような気がしますね。


トゥモロートゥモロー