俳優座の準劇団員から立ち上げた劇団があります。「劇団青年座」がその劇団ですが劇団青年座が創立した当時の演劇界では、舞台で演じられるのが翻訳劇が全盛だったなかで書き下ろしの創作劇がメインだったのが「劇団青年座」なので、今では書き下ろしがごくごく当たり前になっている舞台状態をみると「劇団青年座」の果たした役割はかなり高いかもしれないです。創立した当時は劇団を運営するのが大変だったようですが、青年座は創作劇というのが広く認知されて現代に至る劇団です。

そして俳優座出身の仲代達矢さんが立ち上げた劇団「無名塾」もよく知られた存在ですね。「無名塾」は仲代達矢さんと奥さんの宮崎恭子さんが立ち上げた劇団ですが、ここの劇団に入るのもかなり狭い門です。なんといっても無名塾は学費が無料というから、他の劇団が20万とか40万とか必要とするところ、無料というのはものすごい魅力です

無名塾と仲代達矢

仲代達矢という俳優さんの名前と顔はぼやーーっと浮かびます。仲代達矢といえば、日本の映画史の名監督たちに繰り返し起用されてきた役者さんなので、役者を目指す人たちからすると演劇界の神的な存在かもしれないです。そんな演技界の大御所の方から、直々に演技指導も受けられておまけに月謝も無料ときたらそれは演技の道に入りたい。と思う人はいざ無名塾のオーディションを受けるのではないでしょか。

劇団の東大?!

「無名塾」の養成コースの期間は3年間です。3年間のうち最初の1年目はどのようなことをするのか?!というと、1年目は人格的修練だとか。そしてプロの俳優として生きていけるかどうか?!という適性を見極めるトレーニングが行われます。きっとこの1年目はかなりハードな過程なんでしょうね。無料だからこそ怖いかも?!と思います。教えるほうも貴重な時間を使うので、もちろん他の養成所でも真剣勝負ですが、本当に役者として生きる覚悟があるのかどうか?!をしっかりと見抜かれそうな感じがしますね。

ただうわっつらなことではかえれーー!みたいな感じで、お金じゃない。金のために演技してるのかおまえは!!的な感じがしてしまいます。極限のギリギリまで追い込んで、そこから出てくるものがあるのでそこを見極められるようなそんな気もします。

無名塾の塾生して合格したら、基本的にアルバイトは禁止なので役者道の道のみに集中して邁進する必要があります。この養成期間中に役者が所属するのは無名塾の所属ですが、外部の作品に出演する時には無名塾と関連している事務所がマネージメントを担当します。

無名塾出身で有名な人といえば、無名塾の2期生で1978年に無名塾に入塾した役所広司でしょう。なんでも200倍の難関を潜り抜けて、無名塾の養成所に入試に合格したというからすごいですね。200倍ってすごい。200名に1名しか合格しないとなると、劇団の東大といわれるのもごもっともです。なんでも無名塾の入塾テストの時に大声でセリフを喋るように言われて、かなりの大声でセリフを喋って、失神寸前で倒れたとか?!入塾テストの状態で、そこまで追い込んでいくからこそ、役所広司はすごいのかもしれないですがとんでもなくすごい入塾テストなんだろう。という感じがします。


トゥモロートゥモロー